こんにちは、宇都宮市のココ歯科クリニックです。
今回は、インプラントに使われている「チタン」についてご紹介します。
インプラントとは歯を失った場所の顎の骨にスクリューを埋め込み、それを土台にして人工歯を被せる治療方法です。インプラントのスクリューは顎の骨に直接結合されて身体の一部として機能していくものであるため、どのような素材なのか、本当に安全かなど心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
インプラントは何でできている?
インプラントの治療ではネジのような形状をしたスクリューが歯根の代わりとなってくれます。このスクリューは一般的に直径3~5mmほど、長さは6~18mmほどで、チタンまたはチタン合金でできています。
チタンはどのような素材?
チタンは元素記号「Ti」で表される金属です。銀灰色をしていますが、他の金属に比べて軽くて強度が高い、錆びにくいといったさまざまなメリットを持っています。インプラントはもちろんのこと、医科や宇宙・航空機領域にも広く使われている金属です。チタンは金属の中でも特に生体親和性が高く(生体との”なじみ”が良い)、アレルギー反応も起きにくいとされています。したがって、多くの患者様に安心してご使用いただける素材です。
インプラントはなぜチタン製なの?
チタンは、骨と完全に結合するという大きな特徴をもっています。1952年にスウェーデンのブローネマルク博士がこの特徴を見つけました。この特徴が、チタンがインプラントに使われている理由の一つでもあります。顎の骨にスクリューがしっかりと固定されるため、元の歯と同じようにしっかりと噛めるようになるということです。
まとめ
今回は、インプラントに使われているチタンについてご紹介しました。ココ歯科クリニックでは使用するインプラントメーカーにもこだわっており、数あるインプラントメーカーの中でも世界的シェアが高く、安心安全に使用できるノーベルバイオケア社製のインプラントを使用しています。
当院では、インプラント担当の専門医が質の高い治療を安全・迅速に行います。他院で断られてしまうような難しい症例や骨を増やさなければならない症例であっても、諦めずにまずは一度ご相談ください。