皆さん、こんにちは。宇都宮市砂田町のココ歯科クリニックです。今回は、インプラント手術に興味をお持ちの方に向けて、インプラント手術の痛みについて解説いたします。

インプラント手術に対する不安の中で、特に「手術中の痛み」は多くの方が心配する点です。また、静脈内鎮静法という方法についても、手術中のリラックスを促進するために活用されているため、こちらについても詳しくご紹介します。

この記事を通じて、インプラント手術に対する恐怖心が少しでも軽減されることを願っています。

▼インプラント手術の痛みについて

インプラント手術というと、痛みを心配される方が多いですが、実際のところ、手術中の痛みはほとんど感じることはありません。その理由は、局所麻酔を施してから手術を行うためです。

局所麻酔は、歯ぐきや骨など手術部位に直接作用し、痛みを感じる神経をブロックすることで、手術中の痛みを遮断します。これにより、患者様は安心して治療に臨むことができます。

◎麻酔の効果が切れると痛くなる？

局所麻酔は、効果が数時間持続するため、手術中はもちろん、その直後も痛みを感じることはほとんどありません。しかしながら、麻酔が切れた後には、多少の痛みや腫れを感じることがあります。これは、インプラントのために歯茎や骨を扱う手術であるため、体の自然な反応として生じるものです。

この痛みは、処方された鎮痛薬を服用することで、ほとんどの方がコントロールできる程度といえます。痛み止めには、鎮痛作用が強い非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）や、必要に応じてアセトアミノフェンが使用されます。また、腫れは通常2〜3日でピークを迎え、その後徐々に治まることが一般的です。

◎インプラント手術後の経過について

インプラント手術後の経過は個人差がありますが、適切なアフターケアを行うことで、痛みや腫れを最小限に抑えることが可能です。

例えば、手術当日は冷却パックを使用して患部を間接的に冷やすことで、腫れを抑える効果が期待できます。また、手術後の数日間は激しい運動やアルコールの摂取を避け、安静に過ごすことが推奨されます。痛みや腫れが心配な場合や、異常な症状が見られる場合は、早めに歯科医師に相談することが重要です。

▼手術への恐怖心や不安感も軽減できます

インプラント手術に対する恐怖心や不安感を持つ方は少なくありません。そのような患者様に対して、静脈内鎮静法という方法が有効です。

この方法により、手術中にリラックスしてウトウトした状態を保ちながら治療を受けることが可能になります。ここでは静脈内鎮静法の特徴や期待できる効果、そして施術の手順についてご紹介します。

◎静脈内鎮静法の特徴

静脈内鎮静法は、腕の静脈から鎮静薬を投与することで、患者様を半分眠ったような状態にする方法です。この状態は、意識が完全に失われるわけではなく、リラックスした気持ちで手術を受けることができます。

静脈内鎮静法で使用される薬剤には、ベンゾジアゼピン系の薬が一般的で、これにより不安感を軽減し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。また、局所麻酔と併用することで、痛みを感じることなく、精神的にもリラックスした状態を保つことが可能です。

◎静脈内鎮静法の期待できる効果

静脈内鎮静法を用いることで、手術に対する恐怖心や不安感を軽減することができます。これにより、長時間にわたる手術でもストレスなく受けることができるため、外科手術が苦手な方にとっては大きな安心材料となることでしょう。

また、鎮静剤の健忘作用により手術中の記憶が曖昧になることから、手術後に「怖い経験だった」と感じることも少なくなります。鎮静法は、心拍数や血圧の上昇を防ぐ効果もあり、体への負担を軽減することが期待できます。

◎静脈内鎮静法の施術の手順

静脈内鎮静法の施術は、まず医師または歯科医師が患者様の体調を確認し、必要な準備を整えた上で行います。宇都宮市砂田町のココ歯科クリニックでは、麻酔科の専門医が鎮静法を担当いたしますのでご安心ください。

心電図モニターや血圧計、パルスオキシメーターなどを用いて、患者様の全身状態を監視しながら行うことで、安全性を確保します。

続いて、静脈に針を刺し、鎮静薬を投与します。その後、患者様はリラックスした状態に入り、手術が開始されます。治療中は麻酔専門のスタッフが患者様の状態を観察し、安全に治療が進むよう管理します。また、必要に応じて酸素を吸入することで、呼吸状態を安定させることも行います。

治療が終わった後も、鎮静の効果が完全に切れるまでしばらく休息を取ることで、安全に帰宅できるよう配慮します。通常、鎮静効果が完全に切れるまで数時間かかるため、その間はリラックスして過ごし、付き添いの方に同伴してもらうことが推奨されます。

▼まとめ

インプラント手術は、局所麻酔を施すことで手術中の痛みをほとんど感じることはありません。麻酔が切れた後には多少の痛みや腫れが生じることがありますが、処方された鎮痛薬を服用することでコントロールすることができます。

そして、手術に対する恐怖心を軽減するために静脈内鎮静法が効果的であり、リラックスした状態で治療を受けることが可能です。インプラント手術を検討している方は、これらの方法を知ることで、不安を減らし、安心して治療に臨むことができるでしょう。宇都宮市砂田町のココ歯科クリニックでは、患者様が安心してインプラント治療を受けられるよう、丁寧にサポートいたしますので、ぜひご相談ください。