50代以上のインプラント治療|シニア層ならではのメリットとは?|宇都宮市の歯医者|ココ歯科クリニック

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50代以上のインプラント治療|シニア層ならではのメリットとは?


50代や60代になると、持病を抱えている方が多くなり、全身の健康状態も悪くなりがちです。そのような年代でインプラント治療を受ける時、不安を感じるかもしれません。


しかし、過去のコラム「インプラントの治療って何歳から何歳までできるの?50代や60代での手術が多い?」でお伝えした通り、インプラント治療は50代以上から受ける方の割合増加し、70代がピークとなることを考えると、シニア層にメリットの多い治療法でもあります。


今回はそんな50代以上のシニア層がインプラント治療を受けるメリットについて宇都宮市砂田町のココ歯科クリニックがわかりやすく解説をします。


■50代以上でも骨の状態が良ければインプラントが可能


はじめに、50代以上でインプラント治療に不安を感じている方に向けて、適応の可否をお伝えしておきます。


50代、60代、70代というシニア層でも全身と顎の骨の健康状態が良ければ、問題なくインプラント治療を行えます。


■50代以上でインプラント治療を受けるメリット


50代以上になると歯周病(第1位)、むし歯(第2位)、外傷(第3位)などが原因で歯を失うことが多いです。

その際、歯が抜けた部分を補う方法として、インプラント治療にはこのようなメリットがあります。


◎認知症を予防しやすくなる

近年は、「若年性認知症」という言葉もよく知られていますよね。若年性認知症とは、65歳未満で発症する認知症で、アルツハイマー型が多いです。


アルツハイマー型認知症は、脳の中で特定のタンパク質が蓄積していくことが根本的な原因なので、欠損歯をインプラントで補うことが直接的な予防につながるわけではありません。


しかし、しっかり噛めるようになることで脳への血流を促し、間接的な予防効果を発揮します。


50代以上は歯を失う・認知症にかかるリスクも高まっていくため、今後の人生のことも考えると、大きなメリットのひとつとなるでしょう。


◎残った歯に負担をかけにくい

失った歯をブリッジで治療する場合は、両隣の健康な歯を削って支えにする必要があります。ですが、インプラントは人工歯根を顎の骨に埋め込むことで、他の歯に負担をかけず抜歯した部分だけで治療が完結します。


欠損歯を入れ歯で補った場合は、ブリッジほど残存歯を大きく削る必要はないものの、他のはにクラスプを引っかけたり、噛む力をその他の歯に負担してもらったりしなければなりません。


50代や60代の方は、若い方以上に残った歯の健康状態が重要となるので、他の歯に負担をかけず治療できることは、インプラントを選ぶ際のポイントになります。


◎顎の骨が痩せにくい

50代以上で歯を失った方は、顎の骨の健康状態にも配慮する必要があります。


50代や60代になると、顎骨はもちろんのこと、腕や足の骨も徐々に痩せていきます。しかも歯の欠損部をブリッジや入れ歯で補うと、噛んだ時の力が顎骨に伝わりにくくなるため、骨が痩せていく現象も加速するおそれがあるのです。


チタン製のネジを顎骨に埋め込んで土台とし、人工歯を装着するインプラントであれば、噛む力を天然歯の80%程度まで回復できることから、50代以上でも顎骨が痩せにくくなります。


◎再治療の必要性が低くなる

保険診療の入れ歯は4~5年、ブリッジは7~8年程度が寿命といわれています。つまり、50代以上で失った歯を入れ歯やブリッジで治療すると、それ以降も繰り返し再治療する必要性が出てくるのです。


一方、インプラントの平均的な寿命は10~15年、セルフケアやメンテナンスをしっかり行うと20年、30年と長持ちさせることも難しくないため、従来法よりも再治療の必要性が低くなります。


◎インプラント治療の一般的なメリット

その他、インプラント治療には以下に挙げるメリットを伴います。ここではブリッジや入れ歯と比較したインプラントの一般的なメリットをご紹介します。


  • 見た目が自然で美しい

  • 治療後の違和感や異物感が少ない

  • 口腔ケアがしやすい

  • 硬いものでもしっかり噛める(氷など硬すぎるものには注意)

  • 会話や食事でズレたり、外れたりすることがほとんどない

  • 笑顔に自信が持てるようになる


■50代以上のインプラント治療の注意点


50代以上でインプラント治療を受ける場合は、以下の点にご注意ください。


  • 全身や顎骨の状態によってはインプラントできないことがある

  • 若年よりも治療の難易度が高くなることがある

  • お口の状態によっては仕上がりに不満が残ることがある

  • 感染症のリスクがある


■まとめ


今回は、50代以上でインプラント治療を受けるメリットや注意点を解説しました。インプラント治療は50代以上でも、顎の骨や全身の状態が良ければ問題なく受けられることが多いです。


50代以上の方はインプラントで得られるメリットが多くあります。もちろん、50代以上では若年層にはない注意点もありますので、その点は事前に正しく理解しておく必要があります。


そんなインプラント治療を50代、60代、70代で検討されている方は、いつでもお気軽に宇都宮市砂田町のココ歯科クリニックまでご相談ください。


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