【インプラント治療】手術の流れは?期間はどのくらい?|宇都宮市の歯医者|ココ歯科クリニック

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【インプラント治療】手術の流れは?期間はどのくらい?


インプラント治療には、従来法にはない外科手術が必須であったり、治療期間が長くなったりするなど、疑問や不安に感じる点がいくつかあるかと思います。特にインプラント手術がどのような流れで進行するのかは、インプラント治療を検討している方にとって気になる情報ではないでしょうか。そこで今回は、インプラント手術の流れや治療期間に焦点を当てて、この治療法の特徴を宇都宮市砂田町のココ歯科クリニックが解説します。


▼インプラント手術の流れ(2回法)


はじめに、インプラント手術の流れをご紹介します。ここでは手術を2回に分ける2回法を想定しています。


◎1次手術

1次手術は、人工歯根であるインプラント体を埋め込む手術です。手術時間は1本あたり1時間程度で、前後の入院は必要ありません。


【STEP1】局所麻酔

インプラント手術は局所麻酔を使って行われます。


当院では、患者様の不安や痛みを最小限に抑えるために、静脈内鎮静法を併用することも可能です。この静脈内鎮静法により、患者様はリラックスした状態で手術を受けることができ、治療中のストレスや不安感が軽減されます。局所麻酔は、痛みを感じさせないために非常に重要なプロセスであり、手術中の快適さを確保するために欠かせません。


【STEP2】歯茎を切開し、顎骨にドリルで穴を開ける

麻酔が効いていることを確認した後、次に歯茎をメスで切開します。この作業は、インプラントを埋め込むためのスペースを確保するために行います。その後、顎骨にインプラント体を埋入するための穴をドリルで開けます。顎骨は非常に硬いため、適切な深さと直径に穴を開けることが必要であり、ここでの正確な作業がインプラントの安定性に大きく関わります。この過程で患者様は麻酔のおかげで痛みを感じることはありません。


【STEP3】人工歯根(インプラント体)の埋入

次に、事前に開けた穴に人工歯根であるインプラント体を慎重に埋め込みます。インプラント体が顎骨にしっかりと固定されることで、将来的な噛み合わせに必要な安定性を持たせることが可能です。


この過程では、顎骨に適切な位置と角度でインプラント体を配置することが重要で、インプラントの長期的な成功に直結します。手術中は医師が慎重にインプラント体を調整し、顎骨との噛み合わせを考慮しながら行います。


【STEP4】歯茎の縫合

最後に、インプラント体を埋入した後、歯茎を縫合します。縫合は、歯茎の回復を促し、感染リスクを防ぐために行われます。この縫合部分が適切に治癒することで、インプラント体が顎骨としっかりと結びつくことができます。また、手術後は歯茎が完全に治るまでしばらく時間がかかりますが、この期間を通じて適切なケアを行うことで、インプラントの安定性が確保されます。


【治癒期間】3~4ヵ月

チタン製のインプラント体と顎の骨が結合するまでには、3~4ヵ月程度の期間を要します。骨が不足しているケースでは、骨造成(こつぞうせい)という追加の処置を施すことになるため、標準的なケースよりも2ヵ月程度、治癒にかかる期間が長くなります。治癒期間は特別な治療を行う必要はなく、基本は経過を見ていくことになります。


◎2次手術

インプラント体と顎の骨が結合する「オッセオインテグレーション」が確認できたら、連結装置に当たるアバットメントを装着するための2次手術を行います。


【STEP1】局所麻酔

まず局所麻酔を行い、患者様の痛みを軽減します。当院では、希望に応じて静脈内鎮静法も併用できるため、患者様はよりリラックスした状態で手術を受けることが可能です。


【STEP2】歯茎の切開

麻酔が効いたことを確認した後、埋入されたインプラント体を露出させるために、歯茎をメスで切開します。これは、アバットメントを装着するための準備段階です。


【STEP3】アバットメントの装着

インプラント体が露出したら、アバットメントを装着します。アバットメントは、人工歯を支える役割を果たし、将来的な噛み合わせの安定性に重要な要素となります。


【STEP4】歯茎の縫合

最後に、装着したアバットメントを覆わないように歯茎を縫合します。この過程により、アバットメントが適切に固定され、歯茎の治癒を促進します。


2次手術は比較的短時間で完了し、患者様にとっても1次手術に比べて負担が少ないとされています。


◎上部構造の製作・装着

アバットメントを装着後、歯茎の状態が安定したら歯型を取り、人工歯に当たる上部構造を製作します。この過程は、一般的な被せ物治療と比較して大きな違いはなく、数週間程度で装着できます。つまり、カウンセリングや精密検査なども含めたインプラント全体の治療期間としては、6ヵ月程度が一般的といえるでしょう。上述したように、骨造成のような特別な処置を施す場合は、インプラント治療の期間もおのずと長くなります。


▼まとめ


今回は、インプラント治療における手術の流れと期間について、宇都宮市砂田町のココ歯科クリニックが解説しました。インプラント手術は皆さんの想像よりもシンプルで、短時間で終わります。インプラント全体の治療期間も6ヵ月程度で終わることから、極端に負担の大きな治療法と考える必要はありません。そんなインプラント治療の流れや期間についてもっと詳しく知りたいという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。


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